どーも。最近の心の癒しは、Mr.Childrenのギター弾き語り、公平です。
本日は、健康をテーマにしたお話、
「卵を1日2個食べると起こる身体への良い影響」
について、シェアハピ します。
【目次】
【「卵を食べるとコレステロールが上がる」は嘘?】
さて、皆様は毎日、きちんと卵を食べていますでしょうか?
卵は完全食とも呼ばれ、世界中の家庭の食卓を支えてきたスーパー食材です。
しかし、昔から、
「コレステロール値が上がるから卵は毎日食べてはいけない。」
というように言われてきました。
実際、僕自身も、母親から「卵は最大1日2個まで!」と言われ育ってきました(笑)。
このように、コレステロール値が高い食材として敬遠されていた卵ですが、
卵を毎日摂取しても問題ないことが、2015年、厚生労働省から発表されました。
厚生労働省は今年4月改訂の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」で、これまで成人は男750ミリグラム、女600ミリグラムを上限としていた食事からのコレステロールの目標量を撤廃した。摂取基準には、国民の健康の維持・増進や生活習慣病予防などを目的として、各栄養素の摂取量が決められていた。コレステロールについては摂取基準ができた平成16年から目標量を設けていた。撤廃について、厚労省栄養指導室は「目標量を設定するのに十分な科学的根拠が得られなかったため」と説明する。
(引用:『産経ニュース』より)
そもそも、卵とコレステロールの関係は、昔のウサギの実験から生じた誤解みたいですね。
タマゴがコレステロールの代表のようにいわれるようになったのは、約90年前。1913年、ロシアでの実験がきっかけでした。コレステロールが人体に与える影響を調べるために、栄養価の高いタマゴを、草食動物のウサギに食べさせて実験しました。その結果、動脈硬化のもとといわれる血中コレステロールが増加し、タマゴ=コレステロールの印象がうまれてしまったのです。これが、誤解の始まりです。ウサギは草食動物なので、動物性の脂肪を含むタマゴを食べさせればコレステロールが増加するのは当たり前のこと。しかし,人間は雑食性なので、動物性の食品もたくさん食べますが、常にコレステロールが増えるわけではありません。そこで最近では、このロシアのコレステロールの実験は、科学者の間でも疑問視されています。
(引用:『日本卵業協会HP』より)
なので、卵の摂取量とコレステロール値との間には関係がなく、
卵を1日2個食べることは身体に良い、ということなんですね。
一般的に、コレステロール値が高いことでのリスクは認知されていますが、
逆に、卵を全く食べないことなどで引き起こされるリスクは案外知られていません。
例えば、コレステロール不足の食事を摂り続けると、たんぱく質やビタミン、ミネラルが不足します。
その結果、ウイルスや細菌から体を守る守る防護機能が衰えていき、
最終的に、免疫細胞の中心である「白血球」の働きが弱くなり免疫力が低下します。
コレステロールは悪いイメージが先行していますが、何もコレステロールは病原体ではなく、
身体にとって必要不可欠なコレステロールが直接病気を引き起こすことは、まずありません。
またコレステロールは、紫外線を浴びると、
身体がカルシウムを吸収する際に必須と言われている「ビタミンD」
の前駆体(化学反応により物質が生成される前の段階にある物質)になります。
ビタミンDが不足すると、カルシウムの吸収が不十分となり骨が弱くなります。
このように、いかにコレステロールが身体にとって重要な成分であるかも分かりますね。
ということで、私たちの身体に欠かせない9種の必須アミノ酸をバランスよく含む卵、
昔の「極端にコレステロール値が上がる」という風評被害を気にせず、積極的に摂取しましょう!
ちなみに、「卵」のスゴさをもっと詳しく知りたい、という方がいらっしゃいましたら、
以下の本が、卵と健康の関係が分かりやすくまとまっているのでオススメです。
↓↓↓
【1日2個の卵を食べると身体に起こる5つの良いこと】
1:〔ビタミン、ミネラルなどの不足しがちな栄養をバランスよく摂取できる。〕
卵の栄養素として、ビタミンだけでも
などが、バランスよく含まれています。
それだけではなく、ミネラルとして
などの、不足しがちなミネラルが含まれています。
ビタミンとミネラルというのは、「五大栄養素」のうちの糖質や脂質、たんぱく質を除いた重要な栄養素です。
慢性的なビタミン・ミネラル不足が続くと、身体に様々な不調が現れ重大な病気につながりかねません。
そんな微量栄養素とも呼ばれるビタミンとミネラルを摂取できる「卵」、
さすが完全栄養食と言われるだけありますね!
2:〔骨を丈夫にして、肌や髪の毛にも良い効果を与える。〕
先ほど少し述べましたが、
ビタミンDとカルシウムが骨や歯にとても重要な役割を果たす栄養素
だということは良く知られています。
卵にはカルシウムにとって大切なビタミンDも含まれているため、
より効率的にカルシウムを吸収することができるのです。
また卵には、ビタミンB12やビオチン、タンパク質といった栄養素が豊富に含まれています。
これらの成分は、いずれも健康的な髪や肌になくてはならないものばかりです。
さらには、卵の黄身に含まれているタンパク質と硫黄結合物質、
これらの物質は傷んだ髪を治す効果もあります。
こんな「骨」にも「肌」にも「髪の毛」にも嬉しい…
卵を食べない理由が見当たりませんね!
3:〔目の健康にも、非常に良い効果をもたらす。〕
卵を食べると、「視力が良くなる」とどこかで聞いたことはありませんか?
卵には、
ビタミンA、ビタミンB、ルテイン、ゼアキサンチン
という栄養素が豊富に含まれています。
これらの効果として、
という効果があります。
ルテインとゼアキサンチンのレベルが低下すると、目の組織に損傷が起きるだけでなく、
加齢黄斑変性や白内障といった症状を引き起こす原因にもなるそうです。
なお、卵のルテインの特徴として、緑黄色野菜よりも体内への吸収率が高いことがあります。
卵を食べるだけで目の疲れも改善され、さらに視力も回復するなんて嬉しい限りですね!
4:〔心血管系疾患、糖尿病のリスクを抑える。〕
前章で述べたコレステロールの話と関係があるのですが、
卵を毎日食べることで心臓周りの病気のリスクを下げるという効果が期待できます。
これは、高いコレステロールの食材を食べたとしても、
体内のコレステロール値が上昇するわけではない
という研究結果によるものです。
むしろ、コレステロールを多く含む食材を体内に吸収することで、
身体は自身のコレステロール値を抑えようとはたらきます。
また、卵は糖尿病のリスクも低減する効果があるみた低減する効果があるみたいですね。
対象者はフィンランド・クオピオ地域の42〜60歳の男性2332人で、19.3年間の追跡期間中に432人が2型糖尿病と診断されました。対象者の食生活を評価して解析した結果、鶏卵の摂取により2型糖尿病のリスクが下がるだけでなく、血糖値が下がることが見出されました。一週間に鶏卵を約4個食べた男性は、約1個食べた男性よりも2型糖尿病のリスクが37%も低くなりました。
(引用:『「米国臨床栄養雑誌」(American Journal of Clinical Nutrition)』より)
。
ひと昔前は、「卵は食べ過ぎると多くの病気を引き起こす」なんて言われていましたが、
現在は様々な研究結果によって定説は覆されてきているようです。
これを機に、皆様も積極的に「卵」を食べてみてはいかがでしょうか?
5:〔ダイエットの効率が上がり、脳にも良い影響を与える。〕
ダイエットするにあたり一度は耳にしたことがあると思いますが、
GI値の低い食材を食べるのがダイエットには効果的です。
そして卵こそが、GI値「ゼロ」なんですね。
まさに、ダイエットのためにあるような食べ物です。
さらに、卵を構成するタンパク質は、
炭水化物や脂質と比べて消化に大きなエネルギーが必要とされる
というのも、ダイエットに効果的であることが分かると思います。
また、卵に含まれている栄養素の中にコリンと呼ばれるものがありますが、
これは身体の代謝(特に体脂肪に!)働きかける物質です。
卵に含まれるコリンは、中性脂肪の量を調節してくれます。
さらに、体内に吸収されたコリンは神経伝達物質のアセチルコリンという物質に変わり、
脳と神経システムとをつなぐ役割を果たすようになります。
そのため、コリンが体内で不足すると、脳機能の維持がうまくいかなくなり、
うつなどの精神障害を引き起こすリスクが高まることも分かっています。
十分な量のコリンを摂取するには、1日2個の卵を食べるだけでいいそうです。
というわけで、皆さんも毎日2個の卵を欠かさずに食べてハッピーになりましょう!
【まとめ】
いかがでしょうか?
これで、卵は身体に良いということが再確認できたのではないかと思います。
しかし、注意してほしいのは、卵を食べれば食べるほど身体に良いのではない、ということ。
卵好きで有名な板東英二さんは1日6個のゆで卵を食べていますが、
もちろん、卵の過剰摂取は身体に悪影響ですので、何事もほどほどに(笑)。
ということで、1日2個の卵を食生活にしっかりと組み込んで、
健康で、明るく楽しい生活を送れるようにしましょう!
それでは、今回これにて失礼します。
皆様に、心よりの感謝を込めて。
公平